
こんにちは、BB23Cryptoです。
先週、BTC含めて全てのアルトコインが軒並み下げる中、異彩を放っていたのはXRP(リップル)でした。
私自身はこのブログを立ち上げる以前から仮想通貨に興味があり、コインチェックの口座だけ開設し、チャートをみていました。今年(2017年)の1月頃です。
当時はまだロウソク足で表示することもできないチャートをみながら、こりゃちょっとつかえんなと思いPoloniexなどの海外のサイトを覗きながら、ざっくりと価格チェックとコインの生い立ち、ロードマップなどを確認していました。
その中で気になったのはXRPがそもそもブロックチェーンではないということでした。
私は偏ったビットコイン信者ではないですが「ブロックチェーン技術」というものに魅せられ、これは世界が大きく変わる時がきたのかもしれない!と心躍ったものです。
そして仮想通貨というものについては、ただの応用でしかなく注目し始めた当初まだ400ほどしかなかった通貨に対して「投資価値があるか」という判断をしたときに、いま買うだけの材料が自分自身に無いと判断。一銭も投じること無くきました。
今や通貨の数は1000を超えていますが、その中の何が残り、何が消えていくのか。
ICOのサイトをあさりながら怪しさ満点のものから、評価がまだまだ低い面白いモノなどたくさんあり情報収集に余念がありません。
XRPは私が仮想通貨に興味を持った時点でまだ10円台。それから50円手前まで行く勢いを見届けてその後20円台を推移し、半年以上うろうろしていた事、また評価されない理由など自分の中で「これは投資に値しない」とはっきりとした理由が固まっていたこともありました。
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じゃぁいったいXRPってなんなの?
XRPは仮想通貨のひとつで、Ripple社が開発した「送金システム」なんですね。で、このシステムが仮想台帳ということなんですが、XRP Ledgerというブロックチェーンとは全く質が異なるシステムなわけです。一応分散台帳ではあるのですが、ブロックチェーンは世界中に散らばっているパソコンが分散台帳の枠割りを果たし、Proof of Work (PoW)で取引が承認されますが、XRPの場合は人なんです。
人といよりは集団ですね。UNL=Unique Node Listといってリップル社が指定承認した人達がその権限をもっているわけですね。で、この人達の中の80%がOKをだせばトランスファーが承認されるというProof of Consensusという仕組みなんですね。
リップル社という会社が結局管理するということで「信頼性」がある、というところに至るのですが、この会社そのものを私はまず疑ってかかってました。
非中央集権に夢をはせたこととは相反するだろう、と。
結局会社が資金集めしてるんじゃない?で、この会社役員たちがたくさん保有するXRPをある程度値段がキリ上がった時点で売却されたらどうなるの?
なんていう話も巷では噂になり、リップラー対ビットコイナーの攻防戦なども見てきました。
しかし、リップル社、頑張りました。この会社の努力のたまもの故に、2017年は半年間ずーっと20円台をうろついていたものが、年末に一気に50円を超えてから異常な高騰をしています。
安全性、信頼性、送金システムとして優秀である、優良企業と関連がある、というところの評価なんでしょう。これが、社会の現状で、銀行などの金融機関がまだまだ信頼に値するという「妄想」「ダマシ」に会っている人が多いという事なんだろうと思います。
私は金融機関には大変懐疑的です。これは以前からここでも行ってきましたし、銀行なんてなくなればいいと本気で思っています。中央集権的組織なんて、所詮汚職や不正だらけでしょ?って思ってます。
それを踏まえてお話を続けます。
でもさ、ブロックチェーンじゃないのよ?
私的な意見で恐縮ですが「う〜ん、人かよ」ってのが正直なところです。
人くらい信じられないものないでしょう?と。
Rippleというシステムは分散型台帳だったとしても、ブロックチェーン・テクノロジーではない完全に別のシステムなんですよね。そもそもだから、ブロックチェーンではないのに、仮想通貨っていうだけでのくくりで老舗ビットコインに次ぐ、時価総額第二位に上り詰めたXRPの存在そしてその背景や思惑にはこういうことが言えるでしょう。
投資家の多くは中央集権が大好きで、非中央集権的発想をベースにこの世に生まれたブロックチェーン・テクノロジーやその応用でしかない仮想通貨そのものの理解が乏しいと言わざるを得ない。
となると、この連日の高騰、特に今日の暴騰はいずれ値崩れ、それも激しく起きるのでは?と感じた次第です。
特にアジア・韓国に大金を突っ込んだ人が多く見受けられること、チャート的に「常識的範囲」でしか語れませんが、急激な高騰は急激な暴落もしくは長い調整時間が起きるということはお伝えしておきます。
私がこの時期を書いている2017年12月30日午前11時前にはXRPは280円台を推移しています。
さてこれが幾らになるのか、Twitter上ではXRP信者さんなどが大騒ぎしていますが、熱くなる気持ちもわかります。しかし冷静に対処すべきです。この過熱ぶりは以上機を逸していると言える範疇にあると考えます。
XRPについて、何故人々がここまで熱狂するのかを、更に掘り下げていきたいとおもいます。
今後値段が更に上がっていくのか否かはわからないですが、数円の頃に所有しはじめたリップラーさんたちには「おめでとうございます!」をお伝えしつつ、これから新規参入を検討している方々が、いつどのタイミングで入るべきかなど、私なりに考察できればとおもっています。
ライトコイン(LTC)のチャーリー・リーも否定しています
下記の記事をごらんください。
ライトコインの創設者であるCharlie Leeはリップル社の発行するXEPは仮想通貨ではない!と言い切っていますし、ビットコインやライトコインなどと混合しないでほしいと声明をしています。
韓国のジョセフ・ヤング氏も同様の意見をもっているようですね。
私も賛成です。やはりリップル社という中央集権的な「会社」が独自発行している通貨であるXRPは日本国が所有する日本銀行が円を発行しているのと同じだということですからね。
時価総額二位にいる違和感。どうなっていくのでしょうか。
余談:イーサリアム(ETH)もCentralized(中央集権)である
あるビットコイン信者がイーサリアムを作ったロシア人のVitalik Buterin氏のTwitterに絡みまくっているところを目にして、あぁどうだよなぁと感じた次第。
Buterin氏が独断でプロトコールを書き換えるなどできるんじゃないか?ということは、ブロックチェーンの利点である民主的なものでなくなり、XRPと同じではないか、完全に中央集権的なシステムだろう、という指摘でした。
この言及に対してButerin氏は彼自身にその権限はもはや無く、ノータッチゾーンであると。そして、Ethereumというコントラクトプログラムを社会が有効活用すべきだ、と言っています。ETHという通貨を短期取引の道具にはしてほしくない、ということも。
開発者や思想を形にした偉人たち(あえて偉人と言います)が世に放ったブロックチェーンや仮想通貨という素晴らしいツールは、いま単純な投機対象として存在しいてると共に、未来に開けるあらゆる可能性を秘めたテクノロジーとして存在しています。
まだ始まったばかりで古い考えを持った人達(金融機関?)、財産を殖やしたいというトレーダー達、長期に応援をしたいという人達、様々な思惑が駆け巡っています。
私はチャートを分析することで一定の利益をあげるためのチャートリーディングという視点で投資・投機行為をしていきます。同時に世の中がどう変わっていくのか、社会がブロックチェーンをどう受け止め、どう浸透していくのかが楽しみでなりません。
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